罪を犯した人に直接告げる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ18:15 さらに、もしあなたの兄弟があなたに対して罪を犯すなら、行っ て、あなたと彼との間だけで、彼の過ちを示しなさい。彼があなたに聞き従えば、 あなたは自分の兄弟を得たことになる。 ガラテヤ6:1 兄弟たちよ、たとえだれかが、何かの違反に陥ったとしても、霊 の人であるあなたがたは、そのような人を、柔和の霊の中で挽回しなさい。ただ し、あなたがたまでも誘惑されることがないように、自分自身に気をつけなさい。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第1編) 神の子たちの間では、互いに罪を犯すことがいつも起こります。もしある兄弟が あなたに罪を犯したなら、あなたはどうすべきでしょうか? 主は言われます、 「行って、あなたと彼との間だけで、彼の過ちを示しなさい」。もしある兄弟が あなたに罪を犯したなら、第一に別の人の所に行って告げるのではありません。 別の兄弟姉妹に告げるのではなく、教会の長老に告げるのでもなく、気ままに会 話の材料に取り上げるのでもありません。主はここでそのように命じておられま せん。もしある兄弟があなたに罪を犯したなら、第一にしなければならないこと は、あなたに罪を犯した兄弟の所に行って、彼に告げることです。 多くの時、問題はここにあります。一人の兄弟が別の兄弟に対して罪を犯すと、 被害を受けた兄弟はそれを言い広め、あちらに行っては告げ、こちらに来ては人 に告げ、言い広め続けて、全教会がほとんど知ってしまったのに、罪を犯したそ の兄弟自身は何事かまだ知りません。このように人に告げるのは、弱者の行為で す。弱いからこそ、本人に言う勇気がなく、背後で言うだけであって、面と向か っては言えないのです。背後で言いふらしたり、言い広めたりすることは、汚れ たことです。確かに、わたしたちは兄弟の誤りを対処しなければなりません。し かし、主はわたしたちに、まず別の人の所に行って告げるようなことはしてほし くないのです。第一に告げなければならないのは、その本人に対してであって、 別の人に対してではありません。わたしたちがこの基本的学課をよくよく学ぶな ら、教会は多くの問題を免れることができるでしょう。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版) メッセージ第23編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。