団体的なからだとなり、彼の美徳を告げ知らせる(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1ペテロ2:9 しかし、あなたがたは選ばれた種族、王なる祭司の体系、聖なる 国民、所有として獲得された民です。それは、あなたがたを暗やみから、驚くべ き光の中へ召してくださった方の美徳を、あなたがたが告げ知らせるためです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第1編) 「種族」、「祭司の体系」、「国民」、「民」はみな集合名詞であり、団体的に 信者たちを指しています。種族として、信者たちは選ばれました。祭司の体系、 祭司の団体として、わたしたちは王なる、王的な者です。国民として、わたした ちは聖です。民として、わたしたちは神の所有、彼の宝として神が特別に獲得し 持っている所有です。選ばれた種族は、わたしたちが神からの血統であることを 示します。王なる祭司の体系は、神に対するわたしたちの奉仕を示します。聖な る国民は、神のためのわたしたちの共同生活体を示します。所有の民は、神にと ってのわたしたちの尊さを示します。これはすべて団体的な意味においてです。 ですから、わたしたちは共に建造される必要があります。 わたしたちはそのような種族、祭司の体系、国民、民です。それは、わたしたち を暗やみから驚くべき光の中へ召してくださった方の美徳を、わたしたちが告げ 知らせるためです。「告げ知らせる」と訳されたギリシャ語はまた、「広く宣べ 伝える」ことを意味します。まずわたしたちは新しく生まれ、命において成長し、 そして建造され、団体的に仕えなければなりません。今やわたしたちは広く宣べ 伝え、告げ知らせる必要があります。団体的に仕えるとは、霊のいけにえとして のキリストをささげることによって、神を満足させることです。広く宣べ伝える とは、わたしたちを暗やみから彼の驚くべき光の中へ召してくださった方の美徳 を明示することによって、他の人に益を与えることです。 9節における美徳は、卓越性、すなわち、卓越していて栄光ある美徳です(2ペテ ロ1:3)。これらは、神の内容と神の所有、彼の栄光の中で神の驚くべき光が完 成するものを指します。神はわたしたちを、神の美徳と栄光へと召してくださり、 また神の美徳と栄光によって召してくださいました。 (明日につづく) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ペテロの第一の手紙(二)」(1987年版) メッセージ18から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されていま す。