偽りのない兄弟愛を持つ

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
１ペテロ1:22　あなたがたは真理に対する従順によって、自分の魂をきよめて、
偽りのない兄弟愛へと至ったのですから、純粋な心から互いに熱く愛し合いなさ
い。
１ペテロ3:8　最後に、みな同じ思いとなり、いたわり合い、兄弟たちを愛し、
心優しく、へりくだった思いでありなさい。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
22節でペテロは、わたしたちは真理に対する従順によって、自分の魂をきよめて、
偽りのない兄弟愛へと至ると言います。わたしたちの魂のきよめは、わたしたち
が心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くして神を愛するために（マルコ12:30）、
わたしたちの全存在を神に集中させるので、それは偽りのない兄弟愛という結果
になります。わたしたちは、神が愛するすべての人たちを心から熱く愛します。
まず、神の再生は聖なる生活という結果になります。次に、彼の聖別（きよめ）
は兄弟愛という結果になります。

「偽りのない」という言葉は何を意味するのでしょうか？　それは、振りをしな
い、または偽善的でないことを意味します。しかし、特にそれは、仮面をかぶら
ないことを意味します。何かを偽るとは、わたしたちが実際にどのように感じて
いるかを偽るために仮面をかぶることです。それは、わたしたちがそうでないも
のであるかのような振りをすることです。偽りのない兄弟愛は、真実で、見せか
けのない兄弟愛です。それはどんな種類の仮面もない兄弟愛です。22節において、
「偽りのない」という形容詞は非常に重要です。それは、わたしたちの魂のきよ
めを通して、すべての仮面が取り除かれたことを示します。

22節には、魂のきよめと心からの愛との両方があります。心から愛することは、
魂の各部分からだけではなく、良心からも来る愛を持つことです。わたしたちの
良心は、わたしたちが偽りのない愛で兄弟たちを愛していることを証しします。
わたしたちの良心がこのような証しを持つとき、わたしたちは心から愛している
のです。

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ペテロの第一の手紙(二)」(1987年版)
メッセージ14から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されていま
す。