わたしたちの魂のきよめ

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
１ペテロ1:22　あなたがたは真理に対する従順によって、自分の魂をきよめて、
偽りのない兄弟愛へと至ったのですから、純粋な心から互いに熱く愛し合いなさ
い。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
わたしたちの魂のきよめは、その霊がわたしたちの性質を聖別することです。そ
れはわたしたちが神の聖なる性質の中で聖なる生活をするためです（15-16節）。
それは、わたしたちの罪のきよめ（ヘブル1:3）や罪の清め（１ヨハネ1:7）より
も深いです。後者は、わたしたちの外側の行為のきよめであり、前者は、わたし
たちの内側の存在、すなわち、魂のきよめです。

わたしたちの魂は、思い、感情、意志から成っており、それはまたわたしたちの
心の各部分でもあります。わたしたちの魂がきよめられるとは、わたしたちの思
い、感情、意志、すなわち、わたしたちの心の各部分が、どのような不潔や汚染
からもきよめられることです（使徒15:9、ヤコブ4:8）。これは実際には、わた
したちの思い、感情、意志が、神以外のすべての事柄から救い出され、そして神
をただ一つの目的、唯一の目標とすることです。このようなきよめは、真理に対
するわたしたちの従順によって成し遂げられます。その真理は、わたしたちの信
仰の内容と実際です。わたしたちが、真理、すなわちキリストにあるわたしたち
の信仰の内容と実際に従うとき、わたしたちの魂全体は神に集中し、こうして神
以外のすべて事柄からきよめられます。これは、植えられた言葉（ヤコブ1:21）、
すなわち、聖別する真理（ヨハネ17:17）を受け入れることによって、すべての
汚れからわたしたちの魂を救うことです。

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ペテロの第一の手紙(二)」(1987年版)
メッセージ14から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されていま
す。