わたしたちの天的嗣業を享受する(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1ペテロ1:3 ほむべきかな、わたしたちの主イエス・キリストの神また父。この 方はその大いなるあわれみにより、イエス・キリストの死人の中からの復活を通 してわたしたちを再生し、生ける望みを持たせ、(4節)朽ちず、汚れず、しぼま ない、あなたがたのために天に蓄えられている嗣業を得させてくださいました。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全3編のうちの第1編) ペテロの第一の手紙第1章4節は言います、「朽ちず、汚れず、しぼまない、あな たがたのために天に蓄えられている嗣業を得させてくださいました」。3節の終 わりにはピリオドではなく、コンマがあります。その後、4節は「〜を得させて くださいました」と続きます。これは、4節の「嗣業」が3節の「生ける望みを」 と同格であることを示します。これは、生ける望みは嗣業であり、嗣業は生ける 望みであることを意味します。再生の結果として生じる生ける望みは、来たるべ き祝福に対するわたしたちの期待です。嗣業は、来たるべき時代と永遠における わたしたちの望みの成就です。 4節の嗣業は、来たるべきわたしたちの魂の救い(参照、5節と9節)、主の出現に 当たってもたらされつつある恵み(13節)、啓示されようとする栄光(5:1)、しぼ むことのない栄光の冠(5:4)、永遠の栄光(5:10)を含んでいます。わたしたちの 永遠の嗣業のこれらすべての項目は、わたしたちが再生を通して受けた、またわ たしたちのクリスチャン生涯全体を通して経験し享受している神聖な命と関係が あります。「この嗣業は、アブラハムとすべての信者たちに約束されたものの完 全な所有であり(参照、創12:3、ガラテヤ3:6)、それは、彼らの嗣業の担保と して信仰を通してその霊の約束をすでに受けた、再生された者の子たる身分が、 イスラエルの持つ子たる身分よりはるかに高いように、カナンを所有しているイ スラエルの子たちの手に渡ったものよりもはるかに高い嗣業である」(ワイジン ガー。アルフォードによって引用された)。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ペテロの第一の手紙(一)」(1986年版) メッセージ3から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されていま す。