キリストにあって歩く――彼を適用する(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― コロサイ2:6-7 そういうわけで、あなたがたはキリスト、主なるイエスを受け 入れたのですから……彼にあって歩きなさい。 ガラテヤ5:16 しかしわたしは言います。その霊によって歩きなさい。そうす ればあなたがたは、決して肉の欲を満たすことはありません。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 福音書の中で主はわたしたちに、「目を覚まして祈っていなさい」と命じておら れます。わたしは長年を費やして、この言葉を考えてきました。当初わたしは、 この命令は必要ではないと思っていました。しかし、最終的にわたしは、特にキ リストを適用する事柄においては、確かに目を覚まして祈っている必要があるこ とを学びました。朝起きる時、わたしたちは目を覚ましていて、キリストを適用 することなしに何も行なうことがないようにする必要があります。しばしば朝起 きると、悪鬼どもが枕元に群がっているかのようです。わたしたちは主に守られ、 彼の有効な血で覆われていますが、なおも目を覚ましていて、敵によってわたし たちの中に注入される邪悪な思想に抵抗する必要があります。キリストを適用す ることなしに、どのようなことも考えてはなりません。わたしたちは確かに警戒 している必要があります。すなわち、わたしたちは目を覚まして祈る必要があり ます。しかし、目を覚まして祈ってキリストを適用するクリスチャンはごくわず かです。 わたしたちはみな主イエスを受け入れたのですが、彼を用いることに、彼を適用 することに、大いに欠けています。もし彼を適用し損なうなら、実際的にわたし たちの日常生活においては、彼を受け入れたことにあまり意義がありません。キ リストに対するわたしたちの経験は、そのように浅薄であってはなりませんし、 またわたしたちは多くの事を当然のこととすべきではありません。わたしたちは キリストにある神の救いのゆえに感謝し、また彼を受け入れたことで感謝します。 しかし、今やわたしたちは前進して、わたしたちが受け入れた方を適用しなけれ ばなりません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・コロサイ人への手紙(一)」(2004 年版)メッセージ第19編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。