神の執事職(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ3:2 あなたがたのために、わたしに与えられた神の恵みの執事職につい て、あなたがたは確かに聞いていることでしょう。 エペソ1:10 時代の満了時のエコノミー[経綸]へ至るためです。すなわち、キリ ストの中で、天にあるもの地にあるもの、すべてのものを、彼の中でかしらにつ り上げようとされたのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 神の心の願いは、ご自身を人の中に分与することです。これが全聖書の中心点で す。神のエコノミーは、ご自身を人の中に分与することを遂行することです。わ たしたちは、わたしたちの執事職を通して、すなわちキリストの豊富を分与する わたしたちの務めを通して、このエコノミーにあずかるのです。キリストの豊富 がわたしたちの中へと分与された後、わたしたちは負担を取り上げて、それを他 の人たちの中に分与する必要があります。神にとっては、これらの豊富は神のエ コノミーです。わたしたちにとっては、それらは執事職です。そして、これらの 豊富がわたしたちによって他の人の中に分与される時、それらは神の分与となる のです。ですからわたしたちはエコノミー、執事職、そして分与を持っています。 すべての聖徒(信徒たち)は、たとえどんなに取るに足らないように見えても、神 のエコノミーにしたがった一つの務めを持っています。これは、あらゆる聖徒が キリストの豊富を他の人たちの中に分与することができることを意味します。キ リストはすべてを含んでおり、卓越しています。しかし、彼はやはり神の家族の メンバーたちへと分与される必要があります。この分与は執事職を通して行なわ れます。ですから、計り知れない豊富なキリストとからだの肢体たちとの間には、 執事職の必要があるのです。わたしたちはここでありきたりのクリスチャンの働 きをしているのではありません。例えば、わたしたちは外面的な方法で聖書を教 えることだけに関心を持っているのではありません。むしろわたしたちは神の家 族の全員にキリストのもろもろの豊富を給仕することを願うのです。他の人たち との会話の中で、わたしたちはキリストの豊富を供給する必要があります。聖徒 たちの家庭に食事に招かれた時でも、わたしたちはキリストのもろもろの豊富を 分与する必要があります。これが神の執事職です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・コロサイ人への手紙(一)」(2004 年版)メッセージ第11編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。