キリストを通して万物を神に和解させる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― コロサイ1:20 彼を通して万物を、すなわち、彼を通して、地にあるもの天にあ るものをご自身に和解させ、彼の十字架の血を通して、平和をつくることを喜ば れたからです。(21節)かつてあなたがたは神から離れていて、悪い行ないのため に、あなたがたの思いの中で敵であったのですが、(22節)今や彼は、ご自身の肉 の体において、死を通して和解させてくださいました。それは、あなたがたを聖 なる、傷のない、責められるところのない者として、彼の御前にささげるためで した。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 20節における「彼を通して」とは、実際的な手段であるキリストを通して、を意 味し、この手段を通して和解が成就されました。万物を神に和解させることは、 万物のために神との平和をつくることです。これはキリストの十字架の血を通し て成就されました。地上の事柄だけでなく、天の事柄も、神に和解させられる必 要がありました。これは、天の事柄も、天使長サタンと、彼に従った天使たちと の反逆のゆえに、神に対して正しくないことを示します。彼の反逆は、天を汚し てしまいました。 21節は言います、「かつてあなたがたは神から離れていて、悪い行ないのために、 あなたがたの思いの中で敵であったのです」。わたしたちは罪人であったので、 贖いを必要としました。わたしたちはまた神の敵でもあったので、彼に和解させ られることを必要としました。わたしたちが神に敵対していたのは、おもにわた したちの堕落した思いにおいてでした。キリストはご自身の肉体において、わた したちを神に和解させてくださいました。それは、わたしたちを聖なる、傷のな い、責められるところのない者として、彼の御前にささげるためでした(22節)。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・コロサイ人への手紙(一)」(2004 年版)メッセージ第9編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。