彼の愛する御子の王国 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― コロサイ1:13 父はわたしたちを暗やみの権威から救い出して、彼の愛する御子 の王国に移してくださいました。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 御父の愛する御子は、御父の愛の対象であって、神聖な愛の中で、復活の中の権 威を伴なって、わたしたちに対して命の具体化となっておられます。彼の愛する 御子の王国の例証を与えるほうが、その十分な定義を与えることよりも容易です。 あなたの経験を考えてみてください。主イエスがとても愛のある、愛すべき方で あることを認識するようになって、わたしたちは彼を愛し始めました。 わたしたちは主イエスを愛するので、愛の甘い感覚を感じます。この愛の感覚は、 主イエスを含むだけでなく、わたしたちをも含みます。わたしたちは、自分も神 聖な愛の対象であることを認識します。わたしたちはこの神聖な愛の対象として 自然に、ある統制、支配の下に来ます。わたしたちは主イエスを愛し始める前、 自分が行ないたい事は何でも行なう自由がありました。しかし、「主イエスよ、 あなたを愛します」と言えば言うほど、ますますわたしたちが持つ自由は少なく なります。わたしたちは主イエスを愛し始める前、この支配や制限を感じません でした。わたしたちは内側の制限を何も感じずに、人を悪く扱ったり、この世の 娯楽にふけることができました。しかし、主イエスを愛する者として、わたした ちは彼の支配の下に来ました。この支配は厳しくありません。その反対に、それ は甘く喜ばしいのです。ああ、わたしたちはそのような甘い方法で制限され、支 配されます! わたしたちは内にある主の支配の喜ばしさのゆえに、むなしい言 葉を語ったり、彼を喜ばせない思いを持ったりしたくないのです。わたしたちは 愛の甘さの中で、極みまで支配され、制限されています。これが彼の愛する御子 の王国です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・コロサイ人への手紙(一)」(2004 年版)メッセージ第4編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。