御父という御名を啓示する ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ヨハネ17:11 わたし(イエス)はもはや世にいません。彼らは世にいますが、わ たしはあなたに行きます。聖なる父よ、あなたがわたしに与えてくださったあな たの御名の中で、彼らを守ってください。それは、わたしたちのように、彼らが 一となるためです。 ガラテヤ4:6 そして、あなたがたは子たちであるのですから、神はわたしたち の心の中へ、「アバ、父よ!」と叫ぶ御子の霊を遣わされたのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 神とエホバという御名は、旧約で十分、人に啓示されてきましたが、御父という 御名はそうではありませんでした。旧約の時代には、神の民はおもに、神がエロ ヒムであること、すなわち、神、エホバ、すなわち、永遠の方であることを知っ ていましたが、御父という名称についてはあまり知りませんでした。神は創造の ための彼の御名であり、エホバはご自身と人との関係のための彼の御名です。 御父という御名は、神聖な命と大きな関係があります。神聖な命がなければ、神 は決して御父となることができませんでした。人はどのようにして父になること ができるのでしょうか? ただ彼の命によります。もし命を持っていないなら、 父となることはできません。父は産出者です。父は製造によってではなく、生む ことによって産出します。父は生む命を持っています。その命がなければ、人に は父である実際がありません。御父は多くの子たちを生み、繁殖させ、増殖させ、 生み出す神聖な命を持っておられることを覚えておけば、ヨハネによる福音書を よりよく理解する助けとなるでしょう。もし子供を生むことができないなら、そ の人は父ではありません。わたしたちの御父には何人の子供たちがいるか、考え てみてください。数百人の子供たちを持っているだけでなく、無数の子供たちを 持っておられます。彼は何と大いなる御父でしょう! 彼には何という命の繁殖 があることでしょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ヨハネによる福音書(二)」(1996 年版)メッセージ第39編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。