祈りを通して御言葉を消化する

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
ヨハネ15:7　あなたがたがわたしの中に住んでおり、わたしの言葉があなたがた
の中に住んでいるなら、何でも望むものを求めなさい。そうすれば、それはあな
たがたにかなえられる。
エペソ6:17　また救いのかぶとを受け取りなさい。さらにその霊の剣、すなわち
霊である神の言葉を、(18節)すべての祈りと願い求めによって受け取りなさい。
どんな時にも霊の中で祈り……。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
多くのクリスチャンは読むことや学ぶことを通して御言葉を蓄えましたが、その
ほとんどを消化していません。今は、彼らが御言葉を毎日、少しずつ消化すべき
時です。わたしたちは、文ごとに、節ごとに、句ごとに、さらには単語ごとに御
言葉について祈る必要があり、そして読んだものを消化する必要があります。も
しわたしたちが読んだ御言葉について祈るなら、霊的な栄養がやってきて、わた
したちは霊の中で養われ、強められるでしょう。

主がわたしたちの中で動き、行動し、動機づけ、活気づけてくださる間、わたし
たちはどうすればよいのでしょうか？　口を閉ざしたままでいるべきでしょうか？
　そうではありません。わたしたちは必ず、何かを語るようにとかりたてられる
のを感じるでしょう。わたしたちは必ず、内側で感じるものを表現するでしょう。
これは、霊の祈り、霊の中での祈りです。霊の祈りは、わたしたちの内側でのキ
リストの動きを表現します。キリストは、御言葉の中で、御言葉を通して、御言
葉として、わたしたちの内側で動き、行動し、動機づけ、活気づけておられます。
このような時、わたしたちは黙っていることができません。その瞬間、わたした
ちは主の代弁者となって、わたしたちの内側にあるものを語るのです。その時、
何であれわたしたちが求めることは、わたしたちがそれを祈っているだけでなく、
彼もわたしたちの祈りの中で祈っておられるのです。

わたしたちが主の中に住み、常に主と接触し交わりを続け、主とその言葉にわた
したちの中で生きていただき、動いていただき、動機づけていただき、活気づけ
ていただくなら、わたしたちは口を閉ざしていることはできないでしょう。わた
したちが語ることは、霊の中の真の祈りとなるでしょう。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・ヨハネによる福音書(二)」(1996
年版)メッセージ第34編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版
されています。