押しつぶされている心 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ルカ21:34 あなたがたの心が酩酊、泥酔、生活の思い煩いで押しつぶされてい るところへ、その日がわなのように、突然あなたがたに襲いかかることがないよ うに、気をつけなさい。(35節)なぜなら、それは、地の全面に住んでいるすべて の人に臨むからである。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ここの主の言葉は、「人々は食べ、飲み、めとり、嫁いでいたが、ノアが箱舟に 入った日に、洪水が来て彼らすべてを滅ぼした」という第17章27節の言葉と似て います。ノアの世代の特徴は、欲に満ちた自己にふけることでした。第21章34節 の酩酊と泥酔は、食べ飲みすることを過度に享受することにおいて、欲に満ちた 自己にふけることを言っています。 食べたり飲んだりして欲にふけり、生活の思い煩いで押しつぶされている人たち は、自分の享受と思い煩いによって麻ひしてくるでしょう。突然、不意に「その 日」が彼らの上にわなのように、彼らの上に投げられた網のように襲いかかるで しょう。このわなは、地の全面に住んでいるすべての人に臨みます。 わたしは証しすることができますが、人類の間の傾向や潮流は、長年にわたって 大きく変化しました。酩酊、泥酔、生活の思い煩いが、今日ほど優勢であったこ とはかつてありませんでした。一方において、人々は享楽のために一生懸命です が、他方において、彼らは思い煩いに悩んでいます。酩酊、泥酔、思い煩いは、 種々の病をもたらします。どれほど多くの人々が欲にふけることに一生懸命にな っているかを考えてみてください。多くの人たちは、より良い車や家を持つため に他の人たちと競い合っています。しかし、享楽のために一生懸命になるとき、 彼らは生活の思い煩いに悩むのです。その結果、その日は彼らの上にわなのよう に襲いかかるでしょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ルカの福音書(四)」(1988年版)メッセ ージ48から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。