イエスの真の親族になる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ルカ8:20 そこである人がイエスに「あなたの母君と弟たちが、あなたにお会い したいと、外に立っておられます」と伝えた。(21節)イエスは彼らに答えて言わ れた、「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神の言を聞いて、それを行なう人 たちである」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 主の答え(21節)は、わたしたちが人・救い主の真の親族になり得ることを示して います。わたしたちは真に彼に関係のある者たちになることができます。人・救 い主は彼の務めを通して、信じる罪人たちを彼の霊的親族とされつつありました。 すなわち、彼らは神の家の中の彼の多くの兄弟たちとなり(ヘブル2:11)、また彼 の奥義的なからだの建造のための(1コリント12:12)彼の多くの肢体となって、 神のみこころを行ないました。 種をまく者のたとえで最も重要なことは、御言葉です(ルカ8:11)。わたしたちは 主の言葉を正当に取り扱う必要があります。もしわたしたちが御言葉を大切にす るなら、わたしたちは人・救い主の真の親族となるでしょう。また彼はわたした ちをそのように認めてくださるでしょう。わたしたちが御言葉と一致し、自分自 身を彼と一にしているので、彼はご自身をわたしたちと同一視してくださいます。 こういうわけで、彼は第8章21節で、彼の親族とは神の言葉を聞いてそれを行な う者たちであると言われるのです。主は神の言葉にしたがって生活されました。 そして今やわたしたちもまた彼の言葉にしたがった生活をしているのです。です から、わたしたちと彼は一致し、そしてわたしたちの間には一体化があります。 第7章36節から50節においてわたしたちは、自分が救い主を信じることを通して 赦された罪人たちであることを見ます。わたしたちの罪は赦されたので、わたし たちは主を愛します。信じることを通しての罪の赦しと、主に対するわたしたち の愛は、平安の生活となります。わたしたちは主に仕える者たちとして、主がわ たしたちの中で成長するため、命の中で成長する必要があります。またわたした ちは輝く必要があります。その結果、わたしたちは人・救い主の真の親族となり ます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ルカの福音書(二)」(1987年版)メッセ ージ18から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。