聖書における啓示の要約(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ1:5 みこころの大いなる喜びにしたがい、イエス・キリストを通して、 わたしたちを子たる身分へと、彼ご自身へあらかじめ定められました。(9節)み こころの奥義をわたしたちに知らせてくださいました。これは、神がご自身の中 で計画された彼の大いなる喜びによるもので、(10節)時代の満了時のエコノミー (経綸)へ至るためです。すなわち、キリストの中で、天にあるもの地にあるもの、 すべてのものを、彼の中でかしらにつり上げようとされたのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第1編) 聖書は、神には永遠のご計画があり、このご計画がついには彼のエコノミーにな ったことを啓示しています。神のご計画は、神聖な命で再生された一群れの人た ちを彼の子たち、キリストの肢体とならせ、三一の神がキリストにあって一つの からだを持たれ、そのからだを通してご自身を表現されるということです。 神のご計画は、キリストが肉体と成ること、人の生活、旧創造のすべてを終結さ せるすべてを含む死を通して、達成されます。そして彼は復活の中で、彼の選び の民を発芽させます。復活の中で、キリストは命を与える霊と成られました(1 コリント15:45)。それは、彼が手順を経られた三一の神としてご自身を増殖し、 からだを生み出すためでした。復活の後、キリストは昇天し、そこにおいて彼は 主またキリストとされました(使徒2:36)。復活の中で、主はすでにご自身をその 霊として彼の選びの民の中に本質的に息吹き込んでいました(ヨハネ20:22)。そ れから昇天において、彼はご自身をすべてを含む完成された霊として、エコノミ ー的に彼らの上に注ぎ出しました。 こういうわけで、すべては成就され、達成されました。すなわちそれは、肉体と 成ること、人の生活、すべてを含む死、命を与えて増殖する復活、命を与える霊 を本質的に息吹くこと、昇天、究極的に完成された霊をエコノミー的に注ぎ出す ことです。このすべてが達成されたので、教会が生み出されたのです。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(四)」(1989年版)メッ セージ58から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。