わたしたちの永遠の嗣業(１)

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
使徒20:32　今わたしは、あなたがたを神と、神の恵みの言にゆだねます。その
言はあなたがたを建て上げ、また聖別されたすべての人の間で、あなたがたに嗣
業を与えることができます。
使徒26:18　彼らの目を開き、彼らを暗やみから光へ、サタンの権威から神に立
ち返らせるのである。それは、わたしにある信仰によって、彼らが罪の赦しと、
聖別された人たちの間での嗣業を受けるためである。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
(全２編のうちの第１編)
神聖な嗣業とは、三一の神ご自身と、彼の贖われた民のために彼が持っておられ
るすべて、彼が行なわれたすべて、彼が行なわれるであろうすべてです。この三
一の神は、すべてを含むキリストの中に具体化されており(コロサイ2:9)、キリ
ストは聖徒たちに彼らの分け前として割り当てられています(コロサイ1:12)。聖
徒たちに与えられた聖霊は、この神聖な嗣業の前味わい、保証、手付金です(エ
ペソ1:14)。今日わたしたちはそれに、神の新約のヨベルにおいて前味わいとし
てあずかっており、享受していますが、来たるべき時代においても、また永遠に
わたっても、完全にあずかり享受するでしょう(１ペテロ1:4)。

わたしたちの永遠の嗣業は、神聖な命と関係があります。その神聖な命を、わた
したちは再生を通して受け、そしてわたしたちの全クリスチャン生涯にわたって
経験し享受しています。「この嗣業は、アブラハムとすべての信徒たちに約束さ
れたものの全き所有であり、彼らの嗣業の担保として、信仰を通してその霊の約
束をすでに受けている再生された者たちの子たる身分が、イスラエルの子たる身
分より高いように、カナンを所有するイスラエルの子たちに割り当てられた嗣業
よりもはるかに高い」。（ワイジンガーの言葉、アルフォードによる引用）。
(明日に続く)

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(三)」(1980年版)メッ
セージ55から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。