キリストを中心とする ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 使徒13:26 みなさん、兄弟たち、アブラハムの種族の子たち、あなたがたのう ちで神を畏れる人たちよ。この救いの言は、わたしたちに送られたのです。 (29節)こうして、この方について書き記されたことをすべて成し遂げてから、人 々は彼を木から取り下ろして、墓に葬りました。(30節)しかし、神は彼を死人の 中から復活させました。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 旧約聖書は、多くのもの、すなわち歴史、律法、予表、預言を含んでいます。ユ ダヤ人たちは週ごとに旧約聖書を学びました。しかし、彼らはキリストに注意を 払いませんでした。彼らはメシヤに関する思想を幾らか持っていました。しかし、 キリストについては何も理解していませんでした。パウロが会堂に入って宣べ伝 え、教えた時、彼はキリスト以外の事には何の注意も払いませんでした。 ある人たちは、パウロがキリストを、そしてキリストだけを宣べ伝えたと聞くと、 次のように言うかもしれません、「パウロは旧約の歴史の話をして宣べ伝え始め たのではないのですか? 彼は、神がその民をエジプトから導き出したことにつ いて、またサウルやダビデについて語ったのではないのですか?」。確かに、パ ウロはそれらの事について語りました。しかし、キリストを宣べ伝える道を準備 するために、そうしたのです。22節でパウロは、ダビデが神の心にかなう人であ ることについての言葉を引用しました。それから23節で彼は続けて言いました、 「この人の子孫から、神は約束にしたがって、イスラエルに救い主イエスをもた らしました」。ここでわたしたちは、短い導入の後に彼が決定的に重要なメッセ ージに入ったのを見ます。それは完全にキリストを中心としていました。歴史か ら始めて、ダビデの時に至った後、神はダビデの子孫から救い主イエス・キリス トをもたらされたと、パウロは続けて指摘しました。この方にこそ救いがありま す。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(三)」(1980年版)メッ セージ37から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。