キリストの達成は一度限りで永遠である(3) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ2:5 わたしたちが違犯の中で死んでいた時、わたしたちをキリストと共 に生かし(あなたがたが救われたのは、恵みによるのです)、(6節)キリスト・イ エスの中で、わたしたちを彼と共に復活させ、彼と共に天上で座らせてください ました。 ローマ10:12 ユダヤ人とギリシャ人の区別はありません。同じ主が、すべての 者の主であって、彼を呼び求めるすべての者に、彼は豊かです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全4編のうちの第3編) キリストの受肉、復活、昇天、弟子たちの中にその霊を息吹き込むこと、弟子た ちの上にその霊を注ぐことについても、原則は同じです。それは、だれかが主イ エスを信じるたびごとに、主がその人の中にその霊を息吹き込んだり、その人の 上にその霊を注ぐ必要があるということではありません。そうではなく、信者の 中にその霊を息吹き込むことは、ヨハネによる福音書第20章において一度限りで 成し遂げられたことです。同じ原則で、からだのかしらであるキリストは、彼の すべての信者たちであるからだのあらゆる肢体を、その霊の中へと一度限りで、 二つの段階においてバプテスマしました。第一段階はペンテコステの日において であり、その時にユダヤ人信者たちが聖霊の中へとバプテスマされました。第二 段階はコルネリオの家においてであり、その時に異邦人信者たちが聖霊の中へと バプテスマされました。 三一の神は御子において肉体と成られました。それが受肉でした。受肉は一度限 りで成し遂げられました。それは繰り返される必要はありません。同じように、 キリストは一度限りで十字架につけられて死なれました。さらにまた、彼は復活 されました。彼は命を与える霊としてご自身を弟子たちの中に息吹き込まれまし た。彼は昇天されました。そして、すべてを含む霊としてご自身を一度限りで注 がれました。キリストはこれらすべての事を成し遂げられました。彼はそれらを 一度限りで成し遂げられました。今やこれらの事はすべて主の御名の中に含まれ ています。こういうわけで、主イエスの御名を呼び求める時、わたしたちはこれ らすべてのものを受けるのです。 (月曜日へ続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(二)」(1988年版)メッ セージ31から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。