神の動きのためには祈りが必要である ――――――――――――――聖書の節(回復訳)――――――――――――― 使徒10:30 するとコルネリオは言った、「四日前のこの時刻に、わたしの家で 午後三時の祈りをしておりますと、ご覧ください、輝いた衣を着た人が、わたし の前に立って。 (10:9)ペテロは昼の十二時ごろ、祈るために屋上に上がった。(10節)彼は夢心地 になった。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― コルネリオの幻の後(10:1-8)、ペテロの幻があります(10:9-16)。コルネリオは 祈りの中で一つの幻を受けました。そしてペテロも祈りの中で幻を受けました。 この祈りを通して、神の計画と動きが遂行されたのです。人の祈りが、神の動き と協力する手段として必要となります。 使徒行伝第10章では、祈りの重要性に一段と強い強調があります。まずコルネリ オの祈りがあり、次にペテロの祈りがあります。これら二人の祈りは、主が入っ てこられて異邦人に門戸を開くための手段となりました。敬虔な人であるコルネ リオが祈っていると、幻が彼にやってきました。同じように、ペテロが祈ってい た時に、この章に記録された幻が彼にやってきたのでした。このことから、わた したちすべては祈りの生活を持つことを学ぶ必要があることを見ます。なぜなら、 祈りの生活はいつも主の動きのために道を備え、主が拡大するための門を開くか らです。 記録によれば、彼らは一定の時間を祈りのために取っておき、スケジュールにし たがって祈っていました。使徒行伝第10章3節は、コルネリオが第九時、すなわ ち午後三時に祈っていたと言います。また第10章9節は、ペテロが第六時に、す なわち昼の十二時に祈っていたと言います。このことからわたしたちは、彼らが 祈りの生活をしていたこと、定められた時間にさえ祈っていたことを見ます。も しわたしたちが時を定めてそのような祈りの生活を持つなら、わたしたちは主の 回復の拡大のために道を開くことで主に用いられるでしょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(二)」(1988年版)メッ セージ29から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。