福音の完全なメッセージを受けるために祈る ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 使徒9:4 すると彼は地に倒れ、「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか?」 と言う声を聞いた。(5節)そこで彼は言った、「主よ、あなたはどなたですか?」。 すると主は言われた、「わたしはあなたが迫害しているイエスである」。 (9節)そして、彼は三日間、見えないまま、食べることも飲むこともしなかった。 (11節)……タルソ出身のサウロという人を尋ねなさい。見よ、彼は祈っている。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ここでわたしたちは、サウロが三日間祈っていたことを見ます。彼は何も見えま せんでした。そして食べることも飲むこともしませんでした。彼のできたすべて は祈りでした。わたしは、サウロは祈っていた時にイエスを分析して、イエスが だれであるかを知ろうとして尋ね求めていたと思います。サウロは自分自身に次 のように言ったかもしれません、「わたしはイエスが葬られたことを知っていま す。それなのに彼は天からわたしに語られました。このような事がどうしてあり 得るのでしょうか? イエスは、わたしがイエスを迫害していると言われました。 どうしてイエスは、わたしの迫害した人たちの間にいることができたのでしょう か?」。その当時の彼の経験は、天的テレビを見ている経験であったかもしれま せん。その中で彼は主イエスに関する多くの事柄を見ました。これらの事柄を見 た時、サウロは次のように言ったかもしれません、「ナザレ人イエスはエホバで す。彼はわたしの救い主です。彼に従う人たちが、彼は復活したと強く証しした ことに何の不思議もありません。彼は確かに復活されました。だからこそ、彼は 天からわたしに現れたのです」。サウロは、今や天におられる方である主は、受 肉、人の生活、死、復活、昇天の過程を経られたということを認識するようになっ たのでしょう。サウロが祈っていた時、キリストに関する啓示は、サウロの存在 の中へと「映像化」されました。サウロは、この天的テレビで主のすばらしい展 望を見たのです。もはやサウロはキリストの復活について何の疑いも持ちません でした。彼はまた、彼の受肉と死を信じるようになりました。サウロはその当時 に見たビジョンを通して、福音の完全なメッセージを受けました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(二)」(1988年版)メッ セージ26から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。