復活の神はご自身のしもべであるイエスに栄光を得させた ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 使徒3:12 ペテロはこれを見て、民衆に答えた、「イスラエルの人たちよ、なぜ、 このことに驚いているのですか? なぜ、わたしたちが自分の力や敬虔によって 彼を歩かせたかのように、わたしたちを見つめているのですか? (13節)アブラ ハム、イサク、ヤコブの神、わたしたちの父祖の神は、彼のしもべイエスに栄光 を与えられました。あなたがたはその方を引き渡して、ピラトが釈放することを 決めていたのに、彼の面前で拒否しました。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― すべての人々がひどく驚いて、ペテロ、ヨハネ、また足の不自由な人の所に走っ てきた時、ペテロは彼らに次のように言いました、「……アブラハム、イサク、 ヤコブの神、わたしたちの父祖の神は、彼のしもべイエスに栄光を与えられまし た。あなたがたはその方を引き渡して、ピラトが釈放することを決めていたのに、 彼の面前で拒否しました」。ある写本は、「アブラハムの神、イサクの神、ヤコ ブの神」ともしています。13節で、なぜペテロは神を、アブラハム、イサク、ヤ コブの神として語ったのでしょうか? なぜ彼は単に神と言わなかったのでしょ うか? この称号は、三一の神、エホバ、大いなるわたしはある(出3:14-15)を 指しているのです。 マタイによる福音書第22章31節から32節の主の言葉によれば、この神聖な称号は 復活を暗示します、「死人の復活については、神があなたがたに語られたことを 読んだことがないのか? それはこう言っている、『わたしはアブラハムの神、 イサクの神、ヤコブの神である』。彼は死んだ者の神ではなく、生きている者の 神である」。ペテロが神のことをアブラハム、イサク、ヤコブの神として言及し たことは、彼が復活の神であることをこの称号が示しているからです。ペテロが 人々に告げたことは、アブラハム、イサク、ヤコブの神が、彼のしもべイエスに 栄光を得させたということです。神は、主イエスの復活を通して、主イエスの昇 天の中で、主イエスに栄光を得させました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(一)」(1988年版)メッ セージ13から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。