使徒たちの教え(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)――――――――――――― 1テモテ1:3 わたしがマケドニヤへ出発する時あなたに勧めたように、あなた はエペソにとどまっていて、ある人たちが異なる事を教えたり、(4節)作り話 や果てしのない系図に心をとめたりすることがないように命じなさい。そのよう なものは、信仰の中にある神のエコノミーではなく、むしろ疑問を引き起こすだ けです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) わたしたちは、新しい信者たちが使徒たちの教えを持ち続けたことを見ました。 新約における唯一の正当な教えは、使徒たちの教えです。使徒たちの教え以外の どんな教えも、聖書的でなく、正統なものではありません。正統な教えは、マタ イによる福音書から啓示録(黙示録)までの新約聖書二十七巻に記録された使徒た ちの教えです。異なる事を教えるとは、使徒たちの教えとは異なる事を教えるこ とです。もしわたしたちの間に異なる教えがあるなら、わたしたちは別々のグル ープに分かれてしまうでしょう。しかし、使徒たちの教えだけを持つなら、わた したちは一つであるでしょう。 異なる事を教えるとは、作り話、果てしのない系図、律法(7-8節)を教えること です。そのような教えはすべて、空虚なものであり、キリストと教会、すなわち 神のエコノミーを中心とした使徒たちの教えとは異なるものでした。パウロの書 簡は、神の永遠の目的とエコノミーに関する神聖な啓示の完成です(コロサイ 1:25)。パウロの務めは、すべてを含むキリストと彼の宇宙的からだ、ご自身を 表現する彼の豊満としての教会に関する啓示を完成します。異なる教えと、テモ テへの第一の手紙第4章1節から3節の異端は、テモテへの第二の手紙で扱われて いる教会の衰退、堕落、悪化の種であり、根源です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(一)」(1988年版)メッ セージ12と、回復訳聖書のテモテへの第一の手紙第1章3節のフットノート3から 引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。