使徒たちの教え(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 使徒2:41 そこで、彼の言を受け入れた人たちは、バプテスマされた。その日に、 約三千人が加えられた。(42節)そして、彼らはひたすら使徒たちの教えと交わり を持ち続け、パンをさくことと祈りを持ち続けた。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第1編) ここでわたしたちは見ますが、使徒たちがキリストを宣べ伝え供給したことを通 してペンテコステの日に生み出された信者の最初のグループは、四つの事を持ち 続けました。それは、教え、交わり、パンをさくこと、祈りです。教えは、キリ ストと教会に関する神の新約エコノミーを啓示することです。交わりは、父なる 神また子なるキリストとの交わりまた交流の中で、信者たちが共に交わり、交流 することです。パンをさくことは、神の全き贖いを達成された主を記念すること です。祈りは、神の新約エコノミーを地上で遂行するために、天におられる主と 協力することです。 最初の二つの事柄である教えと交わりは、「と」で結ばれて一つのグループとな っており、使徒に属するものです。これは、キリストにある信者たちが、使徒た ちの教えと交わりのほかに他の教えや交わりを持つべきではないことを示します。 神の新約エコノミーには、神によって啓示され認められたただ一種類の教えであ る使徒たちの教えがあるだけです。同様に、神に属し、神に受け入れられるただ 一種類の交わりである使徒たちの交わりがあるだけです。それは御父との、また 御子イエス・キリストとの交わりであり(1ヨハネ1:3)、キリストのからだであ る唯一の教会の唯一の交わりです。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(一)」(1988年版)メッ セージ12から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。