聖霊という賜物を受ける ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 使徒2:38 すると、ペテロは彼らに言った、「悔い改めなさい。そして、あなた がたの罪が赦されるために、イエス・キリストの御名の上にバプテスマされなさ い。そうすれば、あなたがたは聖霊を賜物として受けます。 エペソ1:13 そのキリストの中で、あなたがたも真理の言、すなわちあなたがた の救いの福音を聞き、またその方を信じて、約束の聖霊で証印を押されました。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 第2章38節でペテロは人々に、「悔い改めなさい。そして、あなたがたの罪が赦 されるために、イエス・キリストの御名の上にバプテスマされなさい。そうすれ ば、あなたがたは聖霊を賜物として受けます」と告げています。聖霊という賜物 は、その霊によって分配される何かの賜物ではなく、神がキリストにある信者た ちに唯一の賜物として与えられた聖霊ご自身です。それは、ローマ人への手紙第 12章、コリント人への第一の手紙第12章、ペテロの第一の手紙第4章で述べられ ているすべての賜物を生み出します。 使徒行伝第2章38節の聖霊は、神の新約エコノミーにおける、手順を経た三一の 神のすべてを含む霊です。この霊は、命のためには本質的であり、力のためには エコノミー的であって、信者たちがキリストを信じた時に(エペソ1:13)、神の全 き福音のすべてを含む祝福として与えられました(ガラテヤ3:14)。それは彼らが 三一の神の豊富すべてを享受するためです(2コリント13:14)。 使徒たちは、キリストを宣べ伝え供給しましたが、それを聞いた者たちは、悔い 改めてキリストを信じた時、三一の神のこのすばらしい霊を受けました。このこ とは、この霊がまさに復活し昇天したキリストご自身であることを暗示していま す。ここではその霊を受けることは、本質上とエコノミー上の両方であり、その 意義は普遍的ですべてを含んでおり、第8章15節から17節と第19章2節から6節の、 その霊を受けることとは異なります。そこでは特に、信者たちの上にエコノミー 的に臨むその霊を受けることを言っています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(一)」(1988年版)メッ セージ11から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。