バプテスマの意義(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)――――――――――――― 使徒2:38 すると、ペテロは彼らに言った、「悔い改めなさい。そして、あなた がたの罪が赦されるために、イエス・キリストの御名の上にバプテスマされなさ い。そうすれば、あなたがたは聖霊を賜物として受けます」。 マタイ28:19 だから、行って、すべての国民を弟子とし、父と子と聖霊の名の 中へと彼らをバプテスマして……。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全3編のうちの第1編) ペテロはまたその霊に感動された人々に対して、イエス・キリストの御名の上に バプテスマされるよう教えさとしました。人々をバプテスマすることは、死を象 徴する水の中に彼らを沈め、葬ることです。悔い改めた人がバプテスマされるべ きであるという命令は、そのような人はただ葬るしかないことを示します。こう いうわけで、バプテスマは古い人の終結を象徴します。それは、新しい開始が、 命を与える方であるキリストによって復活の中で実際となるためです。聖書の中 のバプテスマは、死と復活を意味します。水の中にバプテスマされることは、死 の中に入れられて、葬られることです。水から出てくることは、死から復活させ られることを意味します。 マタイによる福音書第28章19節において、復活されたキリストは弟子たちに対し て、行ってすべての国民を弟子として、父と子と聖霊の名の中へと彼らをバプテ スマするよう命じられました。バプテスマの目的は、悔い改めた人々の古い命を 終結させて、キリストの新しい命をもって彼らを生み出すことによって、彼らを 古い状態から新しい状態へともたらすことです。主イエスは地上でご自身の務め を達成し、死と復活の過程を経られて、命を与える霊と成られた後、彼は弟子た ちに対して、弟子となった人々を三一の神の中へとバプテスマするよう命じられ ました。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(一)」(1988年版)メッ セージ11から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。