神の定められた計画と予知にしたがったキリストの死 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 使徒2:22 イスラエルの人たちよ、これらの言葉を聞きなさい。ナザレ人イエス…… (23節)神の定められた計画と予知によって引き渡されたこの人を、あなたがたは 不法の者たちの手によって、十字架に釘づけて殺してしまったのです。 1ペテロ1:19 傷もしみもない小羊の血のような、キリストの尊い血によるので す。(20節)その方は、世の基の置かれる前から、あらかじめ知られていましたが、 この終わりの日に、あなたがたのために現されました。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 第2章23節でわたしたちは、主の死が神の定められた計画と予知にしたがっていた ことを見ます。この定められた計画とは、世の基が置かれる前に三一によって持 たれた計画に違いありません。これが示していることは、主の十字架が人類の歴 史の中で偶然に起こった出来事ではなく、三一の神の定められた神聖な計画の目 的ある成就であったということです。 キリストの死はまた、神の予知にしたがったものでもありました。キリストは、 世の基が置かれる前から、神の予知にしたがって、彼の選びの民のために贖う小 羊となるよう、神によってあらかじめ定められ、備えられました。これは偶然に ではなく、神の永遠の目的と計画にしたがって行なわれたのでした。わたしたち は、神聖な三一がキリストの死に関して計画を持ったことを見てきました。三一 の第二が人と成って、十字架上で死なれることが決定されたのは、その計画にお いてでした。こういうわけで、三一の神の予知にしたがったものであった主の十 字架は、永遠の計画において三一によってなされた決定の結果でした。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(一)」(1988年版)メッ セージ10から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。