ペンテコステ――その霊の満ち満ちた祝福(1)

――――――――――――――聖書の節(回復訳)――――――――――――
使徒2:1 さて、ペンテコステの日が満ちた時、彼らはみな同じ場所に集まって
いた。(4節)すると、彼らはみな聖霊で満たされ……。
レビ23:10 ……収穫を刈り入れるときは、収穫の初穂の束を祭司のところに持
って来る。(15節)あなたがたは、安息日の翌日から、すなわち奉献物の束を持っ
て来た日から、満七週間が終わるまでを数える。(16節)七回目の安息日の翌日ま
で五十日を数え、あなたがたは新しい穀物のささげ物を主にささげなければなら
ない。(新改訳)

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
(全4編のうちの第1編)
「ペンテコステ」という語は、「五十番目の」を意味します。それは主の復活の
日から、その間に七週をおいた五十日目でした。すなわち、主が十字架につけら
れた過越の日の後の二日目から数えて、五十日目でした。それは、刈り入れの祭
りとも呼ばれた七週の祭り(申16:10)の満了の日、すなわち収穫の初穂の束をさ
さげる日から数えて、七回目の安息日の翌日でした。初穂の束のささげ物は、復
活の日に神にささげられた復活のキリストの予表でした(1コリント15:20)。復
活における初穂としてのキリストのささげ物は、御父への彼の秘密の昇天を意味
します。マリアが主に触れようとした時、主は彼女に言われました、「わたしに
触ってはいけない。わたしはまだ父へ昇っていないのだから……」(ヨハネ20:17)。
復活の日に、主は御父へと昇られました。これは秘密の昇天であり、弟子たちの
見ていた公の昇天より四十日前のことでした。復活の日の朝早く、主は御父を満
足させるために昇天されました。彼の復活の新鮮さは、まず御父の享受のためで
した。それはちょうど、予表において収穫物の初穂がまず神のもとにもたらされ
たのと同様です。主は復活の日に、天へと行かれて、神の収穫の初穂としてご自
身をささげ、父なる神の満足となられました。それは秘密の昇天でした。ペンテ
コステの日はその五十日後でした。
(明日に続く)

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「ライフスタディ・使徒たちの行動(一)」(1988年版)メッ
セージ6から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。