諭し、励まし、支え、辛抱強くある(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1テサロニケ5:11 こういうわけで、今も行なっているように、互いに慰め合い、 互いに建造し合いなさい。(14節)また兄弟たちよ、わたしたちはあなたがたに勧 めます。気ままな者を諭し、小心な者を慰め、弱い者を支えてあげなさい。すべ ての人に対して辛抱強くありなさい。 エペソ4:2 謙虚と柔和を尽くし、辛抱強さをもって、愛の中で互いに忍び合い つつ。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) 今日わたしたちはまだ旧創造の中にいるのであって、新エルサレムの中にいるの ではありません。こういうわけで、聖徒たちの間には多くの問題があるのです。 わたしの経験によれば、わたしたち一人一人は他の人たちにとって一つの問題で あり得るのです。わたしはあなたにとって一つの問題であるでしょうし、あなた はわたしにとって一つの問題であるかもしれません。一方でわたしたちはすべて の聖徒たちを愛するでしょうが、他方では彼らはわたしたちにいろいろな問題を 起こすことでしょう。こういうわけで、わたしたちはすべての人たちに対して辛 抱強くある必要があるのです。 わたしたちは、教会がユートピア(理想郷)であると夢見るべきではありません。 その反対に、教会生活には問題が満ちているのです。ある意味で、教会は病院で あり、病人で満ちているのです。こういうわけで、わたしたちはすべての聖徒た ちに対して辛抱強くある必要があります。 他の人たちがあなたのところに問題を持ってくる時、小さくて取るに足りないと 思われる問題を持ってくる時でさえ、うるさがってはなりません。特に、小心な 人たちは、取るに足りない問題を持ってあなたのところに来るかもしれません。 そのような小さな事をあなたに持ってくることに対して、あなたは怒るのではな く、彼らがその問題を対処するのを助けてあげなさい。長老たちよ、辛抱強くあ ることを学びなさい。特に、弱い人たちと小心な人たちに対してです。しかしな がら、14節のパウロの言葉は、長老たちに限られるのではなく、すべての聖徒た ちに対する言葉です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウィットネス・リー著「ライフスタディ・テサロニケ人への第一の手紙(二)」 (1986年版)メッセージ18から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。