イエス・キリストの御名 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1テサロニケ1:1 ……父なる神と主イエス・キリストにあるテサロニケ人の教会へ。 マタイ1:1 イエス・キリストの系図の書。彼はダビデの子であり、アブラハムの 子である。 使徒2:36 こういうわけで、イスラエルの全家は、確かに知っておきなさい。あ なたがたが十字架につけたこのイエスを、神は主またキリストとされたのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 第1章でパウロは神の御子について語るだけでなく、イエス・キリストについて も語ります。神の御子はイエスです。そしてこのイエスはキリストです。イエス という名は基本的に、神の御子が人であることを、人としての神の御子を指して います。受肉を通して、神の御子はイエスという名の人となりました。この名は、 へブル語のヨシュア、すなわちエホバわたしたちの救い主、あるいはエホバわた したちの救いを意味する名と等しいです。ですから、イエスという名は、その意 味において豊かなのです。 他のすべての人と同じように、神の御子イエスにも一つの歴史があります。わた したちは知っていますが、彼はユダヤの領域に生まれ、三十三年半その地域で生 活し、ついには十字架で死なれました。今わたしたちはイエスについて語る時、 彼の歴史、彼の伝記を思い起こす必要があります。 主イエスはまたキリストです。おおよそ、キリストという称号は、復活に関する 主の歴史の面を意味します。ところが、イエスという名は、受肉と人の生活に関 する彼の歴史の部分を意味します。キリスト、すなわち復活された方は、万物の 主また万物のかしらとされました。神は彼を教会のかしらとされました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・テサロニケ人への第一の手紙(一)」 (1986年版)メッセージ4から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。