信仰の働き、愛の労苦、望みの忍耐(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1テサロニケ1:3 あなたがたの信仰の働きと、愛の労苦と、わたしたちの主イ エス・キリストにある望みの忍耐とを、わたしたちの神また父の御前で絶えず思 い起こしています。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第2編) 信仰の働きと愛の労苦から、わたしたちは望みの忍耐に前進します。望みは忍耐 の源です。すべての母親は、子供たちを育てるには忍耐が必要であることを知っ ています。母親が子育てで起こるすべての問題に耐えるのには、忍耐が必要です。 家庭生活においてと同じように、教会生活においてもわたしたちはみな忍耐を必 要とします。わたしたちはまず働き、次に労苦し、ついには忍耐するよう訓練さ れ、教育されなければなりません。使徒は忍耐する人です。彼に忍耐がある限り、 彼は使徒である資格があります。コリント人への第二の手紙でわたしたちは使徒 パウロの忍耐を見ることができます。そのような忍耐はわたしたちの働きの頂石 です。長老たちよ、忍耐は長老職の頂石です。同じように、他の人たちを牧養す る働きにおいて、忍耐はとても重要です。もしわたしたちが聖徒たちを牧養する ことで成功しようとするなら、わたしたちは忍耐を働かせなければなりません。 忍耐は享受ではなく、苦難を含んでいます。牧養することはいつもある量の苦難 を含んでいます。第1章3節でパウロは、わたしたちの主イエス・キリストを待 ち望む忍耐について語っています。この忍耐は、主の再来を待ち望むことから、 すなわち来臨の主を待ち望むことから来ます。望みは忍耐の源です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・テサロニケ人への第一の手紙(一)」 (1986年版)メッセージ1から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。