わたしたちが適用することのできるすべてを含む霊と成る(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 出エジプト30:23 「あなたは最上の香料を取れ。液体の没薬……、かおりの強 い肉桂を……、におい菖蒲……、(24節)桂枝を……、オリーブ油一ヒン。(25節) あなたはこれらをもって聖なるそそぎ油を、調合法にしたがって、混ぜ合わせの 香油を作る。これが聖なるそそぎの油となる。(新改約) ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全3編のうちの第2編) わたしたちはまた、すべてを含む霊は出エジプト記第30章の中に記述された混ぜ 合わされた塗り油の実際であることを指摘する必要があります。混ぜ合わされた 塗り油として、その霊はもはやオリーブ油で予表された神の霊を含むだけではな く、種々の香料によって予表されたキリストの死と復活の面をも含みます。オリ ーブ油が香料と混ぜ合わされた後、その油は、混ぜ合わされた油、塗り油となり ました。以前は、オリーブ油は一つの要素、一つの成分から成っていました。し かし、種々の香料と混ぜ合わされた後、それに他の成分が添加されました。オリ ーブ曲と四つの香料との混ぜ合わせによって産出された塗り油は、すべてを含む 霊を象徴します。 永遠の過去において、神の霊はただ一つの成分、神性の成分だけで存在しました。 しかし、キリストの受肉の時に、神は人性を着られました。キリストの地上での 三十三年半の人としての生活の間に、神聖な成分に一層多くが付け加えられまし た。さらにまた、彼の十字架刑を通して、彼のすべてを含む効力ある死の成分が 彼に付け加えられました。同じ事が彼の復活についても言えます。キリストがこ れらの重大な段階を取られた時、神は手順を経られて、人性と混ぜ合わされまし た。オリーブ油が種々の香料と混ぜ合わされて一つの予表となったように、神の その霊はキリストの死の効力と甘さ、また彼の復活の効力と大能と混ぜ合わされ ました。こういうわけで、わたしたちの神は今や手順を経られた神であり、すべ てを含む霊として彼の選びの民の上に下り、彼らの内へ入って、彼らを教会とす るのです。 (明日へ続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・コロサイ人への手紙(3)」(1980年版) メッセージ27から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されていま す。