わたしたちが適用することのできるすべてを含む霊と成る(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ヨハネ1:1 初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。(3節)す べてのものは、彼によって成った……。(14節)そして言は肉体と成って、わたし たちの間に幕屋を張られた……。 1コリント15:45 ……最後のアダム(キリスト)は、命を与える霊と成ったので す。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全3編のうちの第1編) 永遠の過去、神はただおひとり存在されました。それから、時間の中で、彼は万 物を創造されました。歴史の中のある時点で、この創造する神、万物の創造主は、 人と成られました。この重要な段階は受肉と呼ばれます。受肉によって、神は被 造物すべてを伴う人を着られました。なぜなら、人は被造物のかしらであるから です。主イエスは受肉した神であり、地上で三十三年半、生活されました。彼が 十字架につけられたとき、全被造物が彼と共に十字架につけられました。これは キリストが十字架に行かれただけでなく、神が全被造物と共にご自身に着られた 人が、彼と共に十字架に行ったことを意味します。ですから、十字架上のキリス トの死は、すべてを含む十字架でした。十字架の後、キリストは墓に葬られまし た。キリストと共に十字架につけられた人と被造物も、その墓に葬られました。 三日後、キリストは彼の復活の中で、死人の中から起き上がりました。復活を通 して、復活の中で、彼は命を与える霊と成られました。さらに、彼は第三の天へ 昇天し、冠を受けて、万物の上にかしら、また主となられました。そして彼はす べてを含む霊として、彼のからだの上に下って来られました。 神は創造の働きを完了した後、受肉、人の生活、十字架、復活、昇天、降下を経 過されたので、わたしたちは彼のことを、手順を経られた神と言ってもよいでしょ う。受肉、十字架、復活を通して、彼は命を与える霊と成られました。彼は第三 の天に昇られた後、そこで御座に着いて冠を与えられ、そこで万物のかしらまた 主とされ、教会、彼のからだの上に下って来られました。彼は降下において、す べてを含む霊です。このすべてを含む霊は神の選ばれた者の上に来られます。そ して彼らが教会を構成します。 (明日へ続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「ライフスタディ・コロサイ人への手紙(3)」(1980年版) メッセージ27から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されていま す。