キリストはすべての支配と権威のかしらである ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― コロサイ2:10 そしてあなたがたは、キリストにあって満たされているのです。 彼はすべての支配と権威のかしらです。 エペソ6:12 というのは、わたしたちの格闘は血肉に敵対するものではなく、 支配者たちに、権威者たちに、この暗やみの世の主権者たちに、天上にいる悪の 霊の勢力に、敵対するものだからです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全3編のうちの第1編) 第2章10節でパウロは、キリストがすべての支配と権威のかしらであると言いま す。ここで語られている支配と権威とは、天使の権力、特に、なおも権力の地位 を占有している堕落した天使たちです。聖書の完全な啓示によれば、神は宇宙を 創造した後、それを天使長と他の指導的な天使たちの統制の下に置きました。こ の天使長が神に向かって反逆してサタンとなった時、宇宙を支配することで彼を 助けた指導的な天使たちの多くが、天上にいる邪悪な支配と権威になりました。 これらはエペソ人への手紙第6章12節で、この暗やみの世の主権者たち、天上に いる悪の霊の勢力として記述されています。 これらの天使の権力が諸国民を支配しています。こういうわけで、ダニエル書に ギリシャの君やペルシャの君という記述があるのです。(ここの君とは、天使の 権力や支配のひとりを意味します)。これは、今日の地上のすべての国民が、天 上にいる権威たちの支配の下にあることを意味します。しかしながら、これらの すべてが邪悪なのではありません。しかし、キリストはすべての支配と権威のか しらです。キリストはわたしたちの完全と完備ですから、わたしたちは崇敬の対 象として他の支配や権威を必要としません。なぜなら、彼はこれらすべてのもの のかしらであるからです。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・コロサイ人への手紙(一)」(2004 年版)メッセージ第22編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。