神の分与 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― エペソ3:8 すべての聖徒のうちで最も小さい者よりも小さいわたしに、この恵 みが与えられたのは、キリストの計り知れない豊富を、異邦人に福音として宣べ 伝えるためであり、(9節)それはまた、万物を創造された神の中に、各時代にわ たって隠されてきた奥義のエコノミー[経綸]が何であるかを、すべての人に明ら かにして、彼らが見えるようになるためです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全3編のうちの第2編) 今日のキリスト教には、神の執事職を遂行する奉仕者や働き人は多くいません。 これは、キリストの豊富を神の王家の肢体たちの中に実際に分与している人が多 くいないことを意味します。この豊富な、すべてを含む、第一位のキリストが、 彼のからだの肢体の中に分与されるためには、神の執事職が必要です。この執事 職は新約における務めです。新約の務めは、すべてを含むキリストの計り知れな い豊富を神の家族の肢体の中に分与することです。 神の執事職は神のエコノミーにしたがっています。神にとって、それはエコノミ ーの事柄であり、わたしたちにとって、それは執事職の事柄です。すべての聖徒 は、たとえいかに無意味なように見えても、神のエコノミーによれば務めを持っ ています。これは、すべての聖徒がキリストの豊富を人の中に分与することがで きることを意味します。 神の心の願いは、ご自身を人の中に分与することです。これが全聖書の中心点で す。神のエコノミーは、ご自身を人の中に分与することを遂行することです。わ たしたちがこのエコノミーにあずかるのは、わたしたちの執事職、すなわち、キ リストの豊富を分与するわたしたちの務めを通してです。キリストの豊富がわた したちの中に分与された後、わたしたちは負担を取り上げて、それらを他の人た ちの中に分与する必要があります。神にとって、これらの豊富は彼のエコノミー です。わたしたちにとって、それらは執事職です。それらがわたしたちによって 他の人たちの中に分与される時、それらは神の分与となります。 (明日へ続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・コロサイ人への手紙(一)」(2004 年版)メッセージ第11編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。