キリストは全被造物の中で最初に生まれた方となる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― コロサイ1:15 御子は、見えない神のかたちであり、全被造物の中で最初に生ま れた方です。 啓13:8 ……世の基が置かれた時からほふられていた小羊の命の書。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ある人たちは、キリストは創造の始めにではなく、二千年足らず前に生まれたの に、なぜ全被造物の中で最初に生まれた方であり得るのかと思うかもしれません。 これを正しく理解しようとするなら、神には時間の要素がないことを認識する必 要があります。例えば、わたしたちの時間の見積もりによれば、キリストは約二 千年前に十字架につけられました。しかし、啓示録第13章8節は、キリストは世 の基が置かれた時からほふられていたと言っています。どちらも正しいのです。 しかしながら、神の計算がわたしたちの計算よりはるかに重要です。神の目に、 キリストは世の基が置かれた時から十字架につけられていました。永遠において、 神は人の堕落を予見されました。ですから、やはり永遠において、神は贖いの完 成のために用意をしたのです。 わたしたちの時間の観念によれば、キリストは約二千年前にベツレヘムで生まれ ました。しかし神の目に、主イエスは世の基が置かれる前に生まれました。彼が 世の基が置かれた時からほふられていたのであれば、確かに彼はそれより前に生 まれていなければなりません。ですから、永遠における神の見方によれば、キリ ストは永遠の過去に生まれました。こういうわけで、神の観点によれば、キリス トは常に全被造物の最初であったのです。神は、キリストがベツレヘムで飼葉桶 に生まれる日を予見されました。キリストは被造物の中で第一であるので、すべ てを含む方として彼は、創造主であり、また被造物の一部でもあると言うことが できます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・コロサイ人への手紙(一)」(2004 年版)メッセージ第8編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。