キリストは神と人の両方である

――――――――――――――聖書の節(回復訳)――――――――――――
コロサイ1:15 御子は見えない神のかたちであり、全被造物の中で最初に生まれ
た方です。
ヘブル2:14 こういうわけで、子供たちが血と肉にあずかっているので、同様に
彼ご自身も同じものにあずかられたのです。それは、彼が死を通して、死の権能
を持つ者、すなわち悪魔を滅ぼすためであり。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
ある人たちは、キリストが創造主であるだけであって、被造物ではないと主張し
ます。しかし聖書は、キリストが神と人の両方であるから、創造主と被造物の両
方であることを啓示しています。キリストは、神として創造主ですが、人として
被造物です。もし彼が被造物でなかったなら、どのようにして肉、血、骨を持つ
ことができたでしょうか? キリストは人と成られたのではないでしょうか? 
彼は肉、血、骨を持つ体を取られたのではないでしょうか? 確かにそうでした。
わたしたちのキリストは神であり、これまでも常に神であり、これからも永遠に
神であるでしょう。しかし、受肉を通して、彼は人と成られました。そうでなけ
れば、彼は捕らえられ、試みられ、十字架につけられることはできなかったでし
ょう。また彼は、わたしたちの罪のために十字架上で血を流すことはできなかっ
たでしょう。わたしたちのキリストは神と人の両方であるという真理のゆえに、
主を賛美します!

神として、キリストは永遠であり、生まれる必要はありませんでした。しかし、
第1章15節で彼は、全被造物の中で最初に生まれた方であると呼ばれています。
誕生を要するものは何であれ、被造物、創造の一部であるに違いありません。も
しキリストが神だけであって、人でなかったとしたら、生まれることはできなか
ったでしょう。なぜなら、神は無限で、永遠であって、初めも終わりもないから
です。しかし、人としてキリストは生まれなければなりませんでした。ハレルヤ、
キリストは人として生まれました!

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・コロサイ人への手紙(一)」(2004
年版)メッセージ第8編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版
されています。