一人が一人を導いて主にもたらす ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ヨハネ1:41 彼はまず自分の兄シモンを見つけて、「わたしたちはメシヤ(訳せ ばキリストを意味する)に出会った」と言った。(42節)そして彼をイエスの所に 連れて行った。……(43節)その翌日、イエスはガリラヤへ行こうとして、ピリポ に出会われた。イエスは彼に、「わたしについて来なさい」と言われた。(45節) ピリポはナタナエルを見つけて言った、「わたしたちは、モーセが律法の中で書 いており、預言者たちも書いている方、ヨセフの子、ナザレのイエスに出会った」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― アンデレは主を信じるとすぐ行って、自分の兄弟ペテロを連れてきて、主に会わ せました。後ほどペテロはアンデレよりも賜物のある使徒となりましたが、主を 信じるようにペテロを導いたのはアンデレでした。ピリポとナタナエルは友人で した。ピリポは、自分が先に主を受け入れ、それから自分の友人が主を受け入れ るように導いたのです。アンデレは自分の兄弟を主のもとに連れてきましたし、 ピリポは自分の友人を捜し出しました。彼らはみな一人が一人を導いて、人を主 の御前にもたらしたのです。 百年ほど前のことですが、ハーベイ・ペイジというクリスチャンがいました。彼 は主の恵みにより目が開かれました。彼は自分には特別な賜物がないので、多く の人を導くことはできなくても、少なくとも一人ずつなら導くことができ、大き な働きはできなくても一人に注意を払うことはできることを見ました。彼はただ、 「わたしが救われたのですから、あなたも必ず救われます」とだけ言いました。 彼は一人を捕らえて、どんなことがあっても放さず、ずっと彼のために祈り、ず っと彼に語り続け、彼が救われるまでは決してやめませんでした。こうして彼は この世を去るまでに、百人以上もの人を確実に得たのです。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版) メッセージ第18編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。