賛美を通してすべてを超越する ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― イザヤ38:18 よみはあなたをほめたたえず、死はあなたを賛美せず、穴に下る 者たちは、あなたのまことを待ち望みません。(19節)生きている者、ただ生きて いる者だけが、今日の私のように、あなたをほめたたえるのです……。(新改訳) ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 正義を求めて、あなたの全存在はもがき、全存在は不平を言い、全存在はつぶや いているかのようです。あなたは、赦すことは何と難しいことであり、寛容であ ることは何と難しいことであり、自分の感覚に打ち勝つことは何と難しいことで あるかと感じます。罪を着せられ、非難され、迫害されて、内側ですっきりしな い時には、祈りはあまり効果がありません。その気持ちは、振り払おうと思って もできず、もがいてももがき切れないのです。この圧迫を拒絶しようとすればす るほど、駄目になります。これは何と難しいことであり、簡単には打ち勝つこと はできないと感じることでしょう。覚えておいてください。このような個人的な 問題や大変な不正に出くわす時は、祈る時ではなく、賛美する時です。こうべを 垂れて主に、「主よ、感謝します。あなたのなさることに間違いはありません。 わたしはあなたの御手からこれを受け取ります。感謝します。あなたの御手から いただいたこの事のゆえに、賛美します」と言うべきです。もしこのようにする なら、すべてが過ぎ去ってしまうでしょう。 勝利は、自分が肉と争うことによるのではなく、人を赦そうとしてそのために力 を尽くすことによるのでもなく、こうべを垂れて主を賛美して、「主よ、あなた の道を賛美します。あなたがわたしのために備えられたものに間違いはありませ ん。あなたがなさることはすべてすばらしいです」と言うことによります。この ように主に向かって賛美する時、あなたの霊はその問題を乗り越え、その傷つけ られた感覚を乗り越えるでしょう。あなたの霊は高みへと超越するでしょう。ク リスチャン生活は、賛美を通して昇っていくものです。賛美とは、すべてを超越 して主に触れることです。主イエスが地上で歩まれた道はこのような道でした。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第48巻「初信者を成就するメッセージ(一)」(1999年版) メッセージ第16編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。