一つ心で祈る ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ18:19 また、まことに、わたしはあなたがたに言う。あなたがたのうち の二人が求めるどんな事でも、地上で調和一致するなら、それは天におられるわ たしの父によって成就される。 使徒1:14 ……一つ心でひたすら祈り続けていた。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 兄弟姉妹が一緒に集まって祈るには、一つの基本的な要求があります。それは一 つ心でなければならないということです。マタイによる福音書第18章で主はわた したちに、調和一致するようにと、すなわち一つ心であるようにと言われました。 使徒行伝第1章の祈りも、一つ心の祈りでした。ですから、祈りの集会の第一条 件は、一つ心であることです。各自が異なった思いで祈りの集会に来ることはで きません。祈りの集会に来るなら、一つ心で求めなければなりません。 マタイによる福音書第18章19節の「調和一致する」のギリシャ語の意味は、音楽 の和音を指しているものです。例えば、三人いて、一人はピアノを弾き、一人は バイオリンを弾き、一人は笛を吹くとします。この三人が合奏する時、もし一人 が調和しない音を出したら、聞いている人はうるさく感じます。主はわたしたち に、異なる音色をもってではなく、調和して祈って欲しいのです。もし調和する ことができたなら、何を求めようとも神はわたしたちのために成就してください ます。地上で縛るものはすべて天で縛られていたものであり、地上で解くものは すべて天で解かれていたものです。基本的な条件は調和にあります。ですから、 神の御前で調和することを学ばなければなりません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第48巻「初信者を成就するメッセージ(一)」(1999年版) メッセージ第12編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。