罪を対処する ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 詩篇66:18 もしも私の心にいだく不義があるなら、主は聞き入れてくださらない。 箴言28:13 自分のそむきの罪を隠す者は成功しない。それを告白して、それを 捨てる者はあわれみを受ける。(新改訳) ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― ある人は、悪い求め方もしないのですが、それでも神は彼の祈りを聞かれません。 それは、基本的な妨げ、すなわち彼と神との間に罪があるという妨げによります。 「心に不義をいだく」とはどういうことでしょうか? それは捨てるに忍びない、 ある罪があることです。自分では知っているのに、心の中に保留している罪があ ることです。行為において、外側の現れにおいてこの弱さがあるだけでなく、心 に抱いているのです。これは、ローマ人への手紙第7章で語られている人とは異 なっています。彼は失敗しますが、自分が行なった事を憎んでいます。ここの人 は、心に不義を抱き、その罪を残したままにし、捨て切れず、手放し切れないで います。一つの罪があるだけで、あなたの祈りが神に聞かれないほどの十分な妨 げになるのです。ですから、わたしたちは捨てきれないような罪を何も心にとど めておいてはなりません。あらゆる罪をすべて罪と認め、それらをすべて血の下 に置かなければなりません。主はわたしたちの弱さを思いやってくださいます。 しかし、わたしたちが心に不義を抱いていることを、放任することはなさいませ ん。 あなたは自分の罪を告白して、主に次のように言わなければなりません、「心に 抱いていた不義を、わたしは手放せないでいました。今わたしを赦してください。 わたしはそれを捨てたいです。この罪から離れるようにわたしを救ってください。 わたしの上にこの罪があるままにしないでください。わたしはそれを欲しくあり ません。わたしはそれを拒絶したいのです」。あなたがこのように主に告白する なら、主はあなたを赦してくださいます。そしてあなたは赦しを受けます。そう すれば、あなたの祈りは神に聞かれます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第48巻「初信者を成就するメッセージ(一)」(1999年版) メッセージ第10編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。