わたしたちとこの世との関係を終わらせる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 使徒2:38 すると、ペテロは彼らに言った、「悔い改めなさい。そして、あなた がたの罪が赦されるために、イエス・キリストの御名の上にバプテスマされなさ い。そうすれば、あなたがたは聖霊を賜物として受けます。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 使徒行伝第2章38節における使徒のこの言葉の重点は、信じるべきであるという ことにあるのではなく、バプテスマされるべきであるということにありますが、 これは不思議なことです。ぺテロはバプテスマされることを語りました。そして 聖霊は聞いていた人の心を刺し貫きました。 ペテロがバプテスマだけを語ったのは、あの時ペテロのメッセージを聞いていた 人たちがみな主イエスを殺した者たちであり、五十日前、彼らは「この者を除け」 と叫んでいたからです。五十日前、これらの人はエルサレムで大声で叫び、大騒 ぎしていました。今日これらの人たちは自分を多くのユダヤ人から分離しなけれ ばなりません。ですから、彼らに向かっては信じるようにと言う必要はなく、彼 らはバプテスマされて出てくればいいだけです。バプテスマされるだけで、この 団体とは関係がなくなります。バプテスマされるだけで、この団体を離れます。 バプテスマされるだけで、わたしの罪は洗い清められます。わたしはあの団体の 中の人ではありません。わたしは出てきました。このバプテスマという行為が、 彼らを出てこさせました。 あなたがたはもともとこの世の中の人であって、もともと神の敵でしたが、出て くれば救われます。あなたがたは神の御前で、また世人の前で、自分が出てきた こと、自分とこの団体とは関係がなくなり、自分が終わったことを承認しなけれ ばなりません。「あなたがたの罪が赦されるために、イエス・キリストの御名の 上にバプテスマされなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊を賜物として受けま す」。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第48巻「初信者を成就するメッセージ(一)」(1999年版) メッセージ第1編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。