ある種は道ばたに落ちる

――――――――――――――聖書の節(回復訳)――――――――――――
マタイ13:4 彼がまいている時、ある種は道ばたに落ちた。すると、鳥が来てそ
れを食べ尽くしてしまった。(19節)だれでも王国の言を聞いても理解しないなら、
邪悪な者が来て、心にまかれたものを奪い去ってしまう。これが、道ばたにまか
れたものである。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
道ばた(マタイ13:4)は、道に近い場所です。それは道の往来によって踏み固めら
れているので、種がその中に入り込むことは困難です。このような道ばたは、世
的な往来によってかたくなにされ、王国の言葉を理解し把握するために開かれな
い心を象徴します。鳥は邪悪な者、サタンを象徴します。彼は来て、かたくなな
心にまかれた王国の言葉を奪い去ってしまいます。

道ばたにいる人たちは種を受け入れることができません。なぜなら、彼らは霊の
中で貧しくなく、心が純粋でないからです。農地の一部分の道ばたは往来に近い
ために、それによって固くなりました。これは、種が地の中に入ることを不可能
にしました。ですから、種は道ばたの表面に残りました。これは、この世的な往
来があまりに多いために、霊の中で貧しくなく、また心が純粋でない人たちを象
徴します。教育、商業、政治、科学、事業、その他の世的な往来が、彼らの思い、
感情、意志の内側を行き来します。彼らは昇進、地位、野心に占有されています。

農地の中に往来があるのは決して良くありません。農夫はだれもこれを許さない
でしょう。あなたは道ばたの一部分でしょうか? 道ばたの近くにいてはいけま
せん。農地の真ん中にいなさい。そうすれば、この世の往来があなたに触れるこ
とはないでしょう。

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・マタイによる福音書(二)」(1997
年版)メッセージ第36編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版
されています。