命の種をもって王国を確立する ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ13:3 彼は多くの事を、彼らにたとえで語って言われた、「見よ、種をま く者が、種をまきに出かけた。(37節)彼は答えて言われた、「良い種をまく者は 人の子である。 1ペテロ1:23 あなたがたが再生されたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない 種から、すなわち、神の生きている、存続する言葉によるのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― このたとえでわたしたちは見ますが、キリストは戦いや教えによってではなく、 命の種としてのご自身を信じる者たちの中にまくことによって天の王国を確立し、 こうして天の王国は成長します。天の王国の確立は絶対に命の成長の事柄です。 王国を確立することは、王国を成長させることです。王国は外側の働きによって ではなく、内側の成長によって確立します。教会は、種としてのキリストを人性 の中にまくことによってのみ生み出されることができます。この種は人々の内側 で成長して教会を生み出します。 人性の中にまかれた命の種、言葉の中のキリストご自身は、教会を成長させます。 教会は働きによって生み出されるのではありません。それは完全に命の成長によ って生み出されます。ですから、天の王国は教えや働きによってではなく、生け る命の言葉としてのキリストを人性の中にまくことによってもたらされます。こ の種は成長し、その中の命は王国を生み出します。王国は絶対に、成長した命の 事柄です。王国の源は命の種としてのキリストです。王国は命の事柄であるとい う事実に、わたしたちがみな深く印象づけられますように。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・マタイによる福音書(二)」(1997 年版)メッセージ第36編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。