御父と共にある弁護者を持つ ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― 1ヨハネ2:1 わたしの小さい子供たちよ、わたしがこれらのことを書き送るの は、あなたがたが罪を犯すことがないためです。もし、だれかが罪を犯すなら、 わたしたちには御父と共にある弁護者、義人イエス・キリストがあります。(2節) 彼はわたしたちの罪のためのなだめの供え物です。しかも、わたしたちの罪のた めだけではなく、また全世界の人々のためでもあります。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 主イエスはすべての罪人に対する救い主となられたように、罪を犯すあらゆるク リスチャンにとって弁護者となられました。初めにわたしたちが悔い改め、信じ、 再生され、それから主イエスがわたしたちのために死なれるのではありません。 そうではなく、わたしたちがまだ罪人であった時、キリストはわたしたちの救い 主となってくださったのです(ローマ5:8)。同じように、わたしたちが悔い改め るので、彼は弁護者となられるのではありません。むしろ、わたしたちが罪を犯 している間でさえも、彼はわたしたちの弁護者となられます。ヨハネは、わたし たちが悔い改め、罪を告白し、赦しを求めて祈るなら、主はわたしたちの弁護者 となられると言っていません。そうではなく、罪を犯す者があれば、わたしたち にはすでに、御父と共にある弁護者がいると、ヨハネは言っているのです。 あなたが罪を犯す時はいつでも、その瞬間に主イエスが神の御前で、すでにあな たの弁護者であられるのです。その瞬間、主イエスは十字架のみわざを神に示さ れます。すると神はあなたの罪を赦されるでしょう。クリスチャンは、主イエス が彼の弁護者であられるので、罪を告白し、悔い改めることができます。わたし たちが罪を犯す時、わたしたちのために弁護し、語ってくださる主イエスを弁護 者として持っているので、わたしたちは悔い改め、自分の罪を告白し、赦しを求 めるのです。主イエスの弁護する働きは、わたしたちが悔い改める時に起こるの でなく、罪を犯している最中にすでに起きています。わたしたちが罪を犯す時、 主イエスはすでにわたしたちの弁護者です。その後、わたしたちは悔い改めと告 白に導かれます。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第29巻「神の福音(二)」(1997年版)のメッセージ第25編 から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。