より高い命を生きる ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ5:27 『姦淫してはならない』と言われたことを、あなたがたは聞いてい る。(28節)しかし、わたしはあなたがたに言う。だれでも情欲を抱いて女を見る 者は、すでに心の中で姦淫を犯したのである。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― マタイによる福音書第5章で、主イエスは殺人と姦淫について語られました。殺 人はかんしゃくを指し、姦淫は情欲を指します。わたしたちのかんしゃくと情欲 は、絶えずわたしたちを駄目にし、悩まします。もしわたしたちが石であったな ら、これら二つのことに悩まされないでしょう。しかし、わたしたちは日ごとに、 自分のかんしゃくに悩まされるか、情欲によって誘惑されます。わたしたちがい ら立ったり怒ったりすることは、何と容易でしょう! ある人は少なくても一日 に十回、腹を立てるかもしれません。他の人は情欲に悩まされています。こうい うわけで、あなたはわずかの時間でも、決して一人の異性だけといるべきではあ りません。もしそうすれば、あなたは自分の猛烈な情欲に誘われるでしょう。 古い律法の水準よりも高い道徳の水準を生きるために、あなたは自分のかんしゃ くと情欲に打ち勝たなければなりません。あなたは、これを行なうことは容易で はないと言うかもしれません。そうです、容易ではありません。だからこそ、あ なたはキリストを必要とするのです。こういうわけで、あなたはもう一つの命を 必要とするのです。何とわたしたちはキリストと共にいる必要があることでしょ う! わたしたちは日ごとだけでなく、時間ごとにさえ、彼と接触しなければな りません。内側のかんしゃくと情欲のゆえに、わたしたちは彼との絶え間ない交 わりにとどまる必要があるのです。 信仰の原則によって救われた後、わたしたちはさらに高い命、最高水準の命を生 きる必要があります。この最高水準の命は、わたしたちのかんしゃくと情欲に打 ち勝つ命です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・マタイによる福音書(一)」(1997 年版)メッセージ第18編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版 されています。