人のために神の御前に来る ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― ヨハネ6:37 父がわたしに与えてくださる者はみな、わたしに来る。そしてわた しに来る者を、わたしは決して追い出しはしない。 使徒2:47 ……神を賛美し、すべての人に対して恵みを得ていた。そして、主は 救われる人たちを、日ごとに仲間に加えられた。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 人々を主に導くための基本的な働きがあります。それは、人に語りかける前に、 まず神の御前で口を開いていなければならないということです。まず神に求め、 それから人の前に行って語るのです。まず神の御前に行って語るのであって、先 に人に語るのではありません。ある兄弟姉妹たちはとても熱心に人をキリストに 導こうとするのですが、その人たちのために祈ってはいません。主の御前で祈る 負担がなければ、人の間で関心があったとしても、人を救う働きはやはり成功し ないということを、わたしたちは知らなければなりません。主の御前で負担があ ってこそ、人の前で証しができるのです。 ですから、第一のことはまず神に人を求めること、神が人を主イエスに与えてく ださるよう、人を教会に加えてくださるよう要求することです。救われる人とい うのは、求めることによって、願い求めることによって神から出てきた人である 必要があります。しかも人の心は最も取り扱いにくいものであって、容易に主に 向きを変えさせることはできませんから、まず神の御前でよくよくこの人たちの ために祈り求めるべきです。そうしてはじめて注意深く彼らに語ることができま す。必ず一人一人主の御前に置いて、よくよく祈るべきです。そうしてはじめて 効果的に人をキリストに導くことができるでしょう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウオッチマン・ニー全集第49巻「初信者を成就するメッセージ(二)」(1999年版) メッセージ第19編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されて います。