賢人たちからの贈り物(1) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ2:11 そしてその家に入り、その子供と彼の母マリアを見た。彼らはひれ 伏して、彼を礼拝した。そして宝の箱を開けて、彼に金、乳香、没薬を贈り物と してささげた。 ヨハネ11:25 イエスは彼女に言われた、「わたしは復活であり、命である。わ たしの中へと信じる者は、たとえ死んでも生きる」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全2編のうちの第1編) 星占い師たちはキリストを見いだしただけでなく、彼を礼拝しました。イスラエ ル人の間では、だれも他の人からの礼拝を受けることは許されませんでした。こ れは神への侮辱、神に対する冒とくと考えられていました。彼らによれば、神だ けが人々の礼拝に値しました。しかし、賢人たちは幼子を礼拝し、その幼子は神 でした。イザヤ書第9章6節は言います、「一人のみどりごが……生まれる…… 『その名は……力ある神……』と呼ばれる」。星占い師たちが見いだした幼子は、 力ある神と呼ばれました。賢人たちは彼を礼拝し、彼に金、乳香、没薬をささげ ました。 わたしたちは金、乳香、没薬の意義を知る必要があります。聖書の予表では、金 は神聖な性質を象徴します。これは、みどりごイエスが神聖な性質を持っておら れたことを示します。彼は神聖でした。乳香は復活の香りを象徴します。わたし たちの天然の宗教的な知性によれば、イエスの復活は彼の死後だけに来ました。 しかしながら、イエスは死ぬ前、マリヤとマルタに、ご自身が復活であり命であ ることを告げられました。こうして、彼は死ぬ前でさえ、復活でした。ルカによ る福音書第2章の記録は、その子供が特別な子供であったことを啓示します。彼 は特別な子供でした。なぜなら、彼は復活の中の子供であったからです。彼の人 の命と生活全体に、復活の香り、甘さがありました。死は彼を捕らえることも、 彼に触れることさえできませんでした。彼は命であっただけでなく、復活でした。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・マタイによる福音書(一)」(1997 年版)メッセージ第7編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。