聖書によって正される(2) ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ2:4 そこで彼は民の祭司長、聖書学者をみな集めて、キリストはどこで 生まれることになっているかと尋ねた。(5節)すると彼らは彼に言った、「ユダ ヤのベツレヘムです。それは、預言者たちによってそう書かれているからです」。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― (全4編のうちの第2編) 賢人たちはビジョンを見て、それがユダヤ人の王を示していることを認識し、ユ ダヤ人の国の首都エルサレムに行くべきであり、そこにユダヤ人の王がおられる と思いました。エルサレムへ行くという彼らの決定は、星の光から来たのではあ りませんでした。彼らがエルサレムへ行ったのは、天然の観念によって正しい路 線からそらされたからです。それは首都であり、宮のある都でしたが、イエスが 生まれた場所ではありませんでした。賢人たちは誤って導かれたので、重大な問 題を引き起こし、ほとんど幼子イエスが殺されるところでした。彼らの間違いは、 多くの幼子の命を犠牲にしました(16-18節)。 多くの時、あなたはビジョンを持ちますが、その事を思いの中で考えていると、 自分の天然の観念によってそらされ、惑わされます。あなたの人の観念は、正し い路線からあなたをそらします。このようにそらされた時はいつも、あなたは聖 書を必要とします。星占い師たちはエルサレム、間違った場所に行ってしまった 後、聖書を通して正されました。彼らは聖書から、正しい場所はエルサレムでは なく、ベツレヘムであることを学びました。もし天然の観念によって惑わされな かったなら、星は確かに彼らを直接、ベツレヘムのイエスがおられた場所へ導い たでしょう。星占い師たちが聖書によって正され、エルサレムから出発し、正し い路線に戻された時、あの星が再び現れました(9節)。生けるビジョンは常に聖 書と共に行きます。 (明日に続く) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・マタイによる福音書(一)」(1997 年版)メッセージ第5編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。