予言の偉大な成就 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ1:22 さて、このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して語ら れたことが、成就するためである。それはこう言っている。(23節)『見よ、処女 が身ごもって男の子を産む。人々は彼の名をインマヌエルと呼ぶ』(インマヌエ ルは、神われらと共にいますと訳される)。 創世記3:15 わたしは、おまえと女との間に、また、おまえの子孫と女の子孫と の間に、敵意を置く。彼は、おまえの頭を踏み砕き、おまえは、彼のかかとにか みつく。(新改訳) ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― キリストの誕生は、旧約聖書における予言の偉大な成就でした。旧約の最初の予 言は創世記第3章15節です。創世紀第1章と第2章には予言はありませんが、第3章 で、人の堕落の後、蛇が女を通して人の中に彼自身を造り込んだ後、神は約束を 与えられました。この約束を与える中で、神はこう言っておられたかのようです、 「蛇よ、おまえは女を通して入り込んだ。今わたしはこの女の子孫によっておま えを対処する」。ですから、女の子孫についての約束は、聖書の最初の約束でし た。 マタイによる福音書第1章22節と23節で、この約束は、処女が子を身ごもること によって成就します。この子は来て、女の子孫となりました。ガラテヤ人への手 紙第4章4節でパウロは、キリストは律法の下で生まれ、また女から生まれたと言 っています。キリストが来られたのは、律法を成就するためだけではなく、女の 子孫が蛇の頭を打ち砕くという約束を成就するためでもありました。 創世記からイザヤ書第7章14節に進むと、キリストに関するもう一つの予言があ ります。「見よ、処女が身ごもって男の子を産む」。この約束の成就は、神を人 の中にもたらしました。ハレルヤ、神が人と成られました! ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・マタイによる福音書(一)」(1997 年版)メッセージ第5編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。