アブラハム――召された者 ――――――――――――――聖書の節(回復訳)―――――――――――― マタイ1:1 イエス・キリストの系図の書。彼はダビデの子であり、アブラハム の子である。(2節)アブラハムはイサクを生み……。 1コリント1:9 神は信実です。この方を通して、あなたがたは御子、すなわち、 わたしたちの主イエス・キリストの交わりへと召されたのです。 ―――――――――――――――務めの言葉――――――――――――――― 創世記の初めの十章半で、神は受造の種族に働こうとしましたが、成し遂げられ ませんでした。受造の種族は彼を失望させました。人は堕落して、全人類が極み まで神に反逆し、バベルの塔と町を建てて、彼らの反逆を表明するまでになりま した(創11:1-9)。そこで神は受造の堕落した種族を放棄して、その種族から一人 の人、アブラハムを召して、別の種族の父とされました。反逆と偶像に満ちた場 所、すべての人がサタンと一であった場所から、神はアブラハムという名の人を 召されました。神が彼をバベル(後にバビロン)からカナンへ召し出した時から、 神はアダムの種族を放棄し、アブラハムをかしらとするこの新しい種族に、彼の すべての関心を投入されました。これは、召された種族、造り変えられた種族で す。それは天然にしたがった種族ではなく、信仰にしたがった種族です。 アブラハムは神に召し出された人でした。教会に対するギリシャ語の言葉、「エ クレシア」は、「召し出された者たち」を意味します。ですから、教会(召会) の中のわたしたちはまた召し出された者です。アブラハムはバベル、反逆と偶像 の場所から召し出されて、キリストを予表する良き地に入りました。わたしたち もバベルにいました。わたしたちは堕落し、反逆し、偶像を拝んでいました。今 日、全人類はバベルにいます。わたしたちはそこにいましたが、ある日、神はわ たしたちを召し出し、高い地であるキリストの中に入れてくださいました。わた したちは神によって、「御子、すなわち、わたしたちの主イエス・キリストの交 わり(あずかること)」へと召されました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、 ウイットネス・リー著「新約ライフスタディ・マタイによる福音書(一)」(1997 年版)メッセージ第2編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版さ れています。