石をまくらとする

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
創世記28:11　ある所に着いたとき、ちょうど日が沈んだので、そこで一夜を明
かすことにした。彼はその所の石の一つを取り、それを枕にして、その場所で横
になった。（新改訳）
１ペテロ2:4　……尊い生ける石である主に来て。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
わたしたちは、ヤコブが石を取って、それを枕にしたことを見ました。わたしは
何年間もこの意義を理解することができませんでした。わたしたちは外側の言葉
によってそれを理解することはできませんが、わたしたちの内側の経験によって
それを理解することができます。救われる前、わたしたちには安息がありません
でした。わたしたちはいつも、空中にいるか海の底にいるかのように感じていま
した。わたしたちを保ち、支え、維持する堅固なものはありませんでした。あな
たは億万長者であったかもしれませんが、あなたのお金はあなたを支えることが
できませんでした。反対に、それはあなたから平安と安息を奪いました。わたし
たちは年を取っていても若くても、男でも女でも、救われる前、堅固な支えを持
っていませんでした。しかしある日、わたしたちは救われ、そして何かがわたし
たちの内側深くで起こりました。わたしたちが内側深くで経験したものは、わた
したちの堅固な支えとなるものを生み出しました。救われた後も、わたしたちは
困難を持ちました。それにもかかわらず、内側深くに、安息することができる堅
固な岩があるという確信がありました。この堅固な岩が、キリストの性質、要素
であり、それがわたしたちの中に造り込まれたのです。

わたしたちのだれ一人として、救われるまでは安息を見いだしませんでした。そ
の日、神聖なもの、キリストのものが、わたしたちの中に造り込まれ、わたした
ちの内側で堅固な支えとなりました。これがわたしたちの安息、枕です。わたし
たちの枕は、わたしたちの中へと造り込まれた神聖な要素、キリストご自身です。

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新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「旧約ライフスタディ・創世記(四)」(1999年版)メッセー
ジ第72編から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されています。